存在しないプラトニックラブ

雑和失礼(ざわしつれい)といいます

2021・4・9の日記➁

 今日は本当に何の予定もなかったので、例によって昼過ぎに起きていつものカフェに向かった。

 何の予定もないと書くと語弊があるかもしれない。一応授業期間は始まっているので、カフェで例によってアイスラテを飲みながら授業動画を見るのだった。今日の教科は犯罪学と行政法だった。だったというか正直なところまだ犯罪学の途中までしか見ていない。

 例によって二時間くらい居た後に帰宅するとMステをやっていた。やっていたというか今もリビングでniziUと高校ダンス部の特集をやっている。俺はサッカー部や野球部と並んでダンス部の人間が嫌いだった。

 ダンスが嫌いなのではない。ダンスは嫌いではなく苦手だ。ダンス部員は、俺が観測してきた限りでは、休み時間や会話しているとき、活動時間でもないのに常にくねくね動いていたのでタコみたいでなんか嫌だった。あと個人的にめちゃくちゃ仲の悪かったナルシストの「自称愛国者」がダンス部の幽霊部員だったという超個人的な理由で嫌いだった。

 ダンス部のダンス(ソロではない、正式名称があるのかもしれないが暫定的には集団ダンスとでも言うべきもの)というのはつまり、他人と完全に息を合わせて一つの共同体(一つの生物といってもいい)となり、個を排除して表現を行うことだろう。他人と完全に同化するいう行為の本質がどことなくぞっとさせるから苦手なのかもしれない。別に集団ダンスやってないしやる予定もないから全然全く関係ないのだが。

 俺は別に集団ダンスが下等だとか無価値だとか言いたいわけではない。ダンスという存在と俺を比べたら俺の方が圧倒的に下等だし無価値に決まっている。